塩ビシートとはどんな素材?使用するメリットや用途を詳しく解説

塩ビシートは、その耐久性と柔軟性から、多くの用途で使用されています。
屋外環境にも耐える特性を持ち、建築施工や工業用途をはじめ、屋外看板やフロアサインなど幅広い用途で活用できる機能性を備えた素材です。
本コラムでは、塩ビシートの多彩な利用例とともに、その特徴やメリットについて詳しく解説します。塩ビシートの採用を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
~目次~
- » 塩ビシートは何でできている?
- » 塩ビシートの特徴
-
» 塩ビシートの使用用途
- ー 壁面看板や広告として
- ー 床材や壁材として
- ー フロアサインとして
- » まとめ
塩ビシートは何でできている?

塩ビシートは、「ポリ塩化ビニル(PVC)」という合成樹脂を原料とし、シート状に加工された素材を指します。
ポリ塩化ビニル(PVC)は、その耐久性や柔軟性、そして加工のしやすさから、家電部品や文房具、パイプ、ホースなど、日常生活に密着したさまざまな製品に利用されている身近な素材です。
これにより、塩ビシートもまた、多用途に使用できる素材として幅広く活用されています。
塩ビシートの特徴
ここでは、塩ビシートの持つ特徴について解説します。
実際の使用目的に合わせ、塩ビシートがどのように役立つかを確認してみてください。
耐久性の高さ
塩ビシートの特徴は、優れた耐久性です。
衝撃に強いだけでなく、熱や紫外線にも耐性があり、他のプラスチック類に比べ延焼しにくいという特性があります。使用環境や用途にもよりますが、屋外で長期間にわたり使用しても、色褪せや劣化が抑えられるため、耐候性に優れていると言えます。
さらに、外部の摩耗や洗浄による擦り傷にも強く、定期メンテナンスが少なくても長持ちしやすいため、長期的な視点で見るとメンテナンスコストの低減にも寄与します。
防カビ性・防臭性
湿気に強い塩ビシートは、防カビ・防臭性能に優れており、キッチンや浴室、トイレなどの水回りにも使用でき、衛生面を気にする現場においても重宝されます。
パイプやホースなどにも用いられるほど耐水性にも優れているため、雨漏り防止や屋根防水などの過酷な環境下でも使用できるのが大きなメリットです。
扱いやすさ
塩ビシートは、特別な技術や専門知識がなくても、比較的簡単に扱いやすい素材です。
施工に際して複雑な手順や高価な工具が必要なく、シンプルな作業工程で済むため、プロの建築業者だけでなく、DIYに挑戦する個人にも気軽に利用可能です。
さらに、比較的コストを抑えることができるため、大規模なプロジェクトだけでなく、個人の小規模な改装やDIYにおいても低コストで導入できる点が魅力です。
塩ビシートの使用用途
次に、塩ビシートの具体的な使用用途をご紹介します。
実際の例を参考に、塩ビシートの活用方法を確認してみてください。
壁面看板や広告として


たとえば、店舗の外壁に設置される看板や扉、窓など、24時間露出する広告媒体として採用されるケースが多く見られます。
これらの広告は、昼夜を問わずお客様の目に留まり、企業や商品の認知度向上に繋げることが可能です。
また、塩ビシートは耐久性と柔軟性に優れているため、曲面やガラス面にも貼り付け可能です。
写真やイラストなどのビジュアルデザインが鮮明に表現される点も、大きな魅力のひとつです。微細なディテールやグラデーションも再現しやすいため、お客様の目を引く凝ったデザインの広告も再現しやすく、企業のブランディングへの貢献が可能です。
さらに、塩ビシートは耐候性に優れており、強風や雨、直射日光といった自然条件にさらされる環境でも、色褪せや劣化が抑えられるという特徴があります。
これにより、お客様の視覚に強く訴求するだけでなく、設置後のメンテナンスや補修の手間を軽減できる点も、塩ビシートの採用が広がる理由の一つです。
床材や壁材として

塩ビシートは、床材や壁材としても使用されています。
一般的なシート状の製品に加え、広い面積をカバーできる大判タイプや、タイル状の製品、さらにクッションフロア向けの柔らかい素材など、様々な種類が市販されています。豊富なデザインや色、テクスチャーが用意されているため、好みや建物のコンセプトに合わせた内装を実現することが可能です。
これらの製品は、建物の内装デザインや補修作業を行う際に非常に有用で、専門的な技術がなくともリフォームに挑戦できる点が魅力です。
リフォームや補修のコストを低減しながら、空間の雰囲気を大幅に変えることができるため、住宅だけでなく商業施設やオフィスなど、さまざまなシーンで重宝されています。
フロアサインとして

塩ビシートは、床面に誘導や案内を示すフロアサインとしての利用もおすすめです。
人手を借りずに誘導や案内が可能なフロアサインは、大規模な店舗や公共施設にとって有用なアイテムです。汚れがつきにくく摩耗や傷にも強いという塩ビシートの特徴を活かすことができます。
さらに、塩ビシートのフロアサインはデザインの自由度が高いため、色や形、文字のレイアウトなど多彩なカスタマイズが可能です。施設のブランドイメージやインテリアのコンセプトに合わせたデザインも可能です。
まとめ
塩ビシートは、内装工事を手軽に実施したいときに役立つ耐久性に優れた素材です。
建築や工業用途、広告・看板など様々な活用方法がありますので、採用をご検討される方はぜひ本記事を参考にしてください。
また、マグネットシートキングでは塩ビ素材を用いた屋外大判シールを作成することができます。
屋外看板や広告としての使用はもちろん、フロアシートとしてもご利用いただけます。この機会にぜひご覧ください。
